Vol.2:茅ヶ崎のゴミが農業に役立つ!?
皆さんは自分が一日に何グラムの生ゴミを出しているか、計測したことがありますか?
少し前のデータになりますが、全国平均で約230gになるそうです。(厚生労働省より)
これを茅ヶ崎市の人口、23万人に当てはめると・・・約53トンになります。
※単純計算で算出していますので実質量とは差があります。
こうした『生ゴミ』をゴミではなく『資源』として活用しよう! という動きが全国的に盛んになってきていますが、実は茅ヶ崎にも微生物の力を使って有機肥料を作っているNPOがあります。
今回はNPO湘南フードリサイクルの藤間さんに、茅ヶ崎市で実践されているフードリサイクルの仕組みについてお話を伺いました。
まず材料となる「生ゴミ」は柳島小学校、共同調理場3校分、梅田小学校、生ゴミ処理機を使用している小学校3校から回収しています。
1回の回収量は合わせて約300キロ近く。年間では約19トンにもなります。この生ゴミをリサイクルするために活躍するのが微生物たちです。
「微生物は環境を整えてやれば、自分で活動(発酵)し正直に働いてくれます」
考えてみれば、日本は発酵技術で作られたものがたくさんありますね。
お味噌に納豆、お醤油やみりん日本酒は発酵食品の代名詞です。
「微生物の発酵・分解能力は素晴らしく、ゴミに含まれるあらゆる汚染物質を無害化してくれます」
例えば給食に使われている化学調味料なども、分解してくれるので堆肥には化学物質が全く残らない。こうした技術は今、全国各地で環境改善の手段として注目され、河川のヘドロや悪臭を浄化し、魚の住みやすい環境を取り戻す取り組みにも使用され、実際に日本橋三越前の日本橋川もこの技術を使って浄化しているそうです。
■CO2の削減と新鮮や野菜がつながる仕組み
『ゴミを燃やすとガスが出ますし、焼却してもカスは埋め立てることになります。生ゴミを資源として扱うことで処分にかけるコストとCO2が削減され、「資源循環のしくみ」にすることで将来のゴミ問題も解決するのではないでしょうか?』
藤間さんはフードリサイクルで作られた堆肥を、有機肥料として市内の農家数軒にモニターとして実際に使用していただき、出来た野菜を小学校で給食に取り入れる食育にも力を入れています。
「無害化された有機肥料を使うと、土が元気になります。そんな土から育った安心で新鮮な野菜を子供たちに食べてもらいたい。茅ヶ崎市の食料自給率から見ても、毎食提供することは無理ですが、こうした機会を大切にしていきたい」
この取組みが子供たちから親に、そして社会に広がっていけば、とも話してくださいました。


