「おいしい・安心安全には、地産地消」 料理学科 吉村千絵レポート
農家さんから直接買えば新鮮・楽しい!
農家さんから直接買う野菜って、ちょっと違うんです。まず、新鮮。葉物の野菜はしゃっきりしていて瑞々しいし、トマトは枝についたまま完熟したものを用意してくれるから、味も濃いし栄養価も高いそうです。スーパーに置いてある一般的なトマトなどは、青いまま採る「追熟方式(輸送中に熟し、お店に並んだ時にちょうど食べ頃になるようにするもの)」が多いからどうしても味がのりにくいのです。
でも、農家さんから買うとその日か前日に獲れたものが基本ですから、圧倒的に鮮度がいい。だから、当然美味しいですよね。
シンプルでも間違いないから、料理をするのが楽しくなりますね!
メニューありきでなく、旬のもので献立を考えることって素敵
最近はスーパーに行けば年間通してどんな野菜も手に入りますね。でも、野菜には旬があります。きゅうりやトマトなど夏に採れる野菜は、体温を下げる働きが、冬に採れる根菜は体を温める働きがあるなど、旬のものをその時に食べるのはそれなりの理由があるものなんです。
私が献立を決める時は、「○○を作る材料を全部そろえなきゃ」と買い物に行くのではなく、「今の旬のお野菜は○○だから、○○を使って煮物や...パスタでもおいしそう」とイメージして買物に行きます。すると他にも旬の野菜がたくさん並んでる。旬のものどうしは相性も良いので、加えてみたり、新しい食材の食べ方をお店の人に聞いたりするとあっという間に季節の食卓に。
そんなふうに暮らしてみると、地域のこともお野菜や農家さんのことも少しずつ興味が出てくるから不思議ですね。
農家さんと「顔の見える関係」でおいしさ30%アップ!
地産地消の醍醐味は何といっても農家さんと顔の見える関係が築けることです。農家さんから直々に野菜の美味しい食べ方を聞くと、料理のイメージもどんどん膨らみます。スーパーには並んでいない珍しい野菜があったり、人参やだいこんもちゃんと葉がついて売っています。人参の葉は天ぷらにすると美味しいし、だいこんの葉も湯がいて菜飯や浅漬けに、便利に使えるんですよ。 昔は当たり前だったことも、今は農家さんから直接買わないとなかなか手に入らなくなってしまいました。
「一物全体」という言葉を知っていますか。丸ごと食べる方が栄養価も高く健康に良いということだそうです。農家さんも、このように野菜全体を食べてほしいそうです。
食べるときも、作った人の顔をイメージするとひとつひとつの野菜の味がしっかり感じられてより一層おいしいですよ。
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